滋賀県はこのほど、琵琶湖保全に関する県民アンケートの結果をまとめた。力を入れるべき保全対策に「水質改善」が「非常に重要」と答えた県民が6割超と最も高く、外来魚など生態系の問題や水草の異常繁茂など、現在緊急の対策が進められている課題を上回り、琵琶湖保全は依然、水質に関心が集まっていることが分かった。
◇専門家「今のうちに駆除必要」
湯河原町で外来植物の「カミヤツデ」が増殖し、生態系のバランスを崩すことが危惧(きぐ)されている。カミヤツデは広い葉を持ち、群生すると葉の影になった下層部の植物への太陽光を遮り、枯死させてしまう恐れがあるという。冨田幸宏町長は「森林も大切な観光資源。これを守る意味でも、周知や駆除など問題提起をしていきたい」と話している。
田辺市新庄町鳥ノ巣のため池で外来生物のアフリカツメガエルが繁殖している問題で、県内の自然環境保護3団体は25日までに、早期駆除などの対策を求める要望書を県と市に出した。団体関係者は「このまま放置すれば、ウシガエルやアメリカザリガニの二の舞いになる。分布が小範囲にとどまっている今のうちに根絶を目指さないといけない」と指摘している。
ラムサール条約登録湿地の伊豆沼・内沼の自然再生を目指すシンポジウムが21、22両日、栗原市で開かれた。県内外から100人余りの環境・生物研究者や学生らが参加。水質悪化や浅底化、外来種の進入で劣化した両沼の自然を、1980年の大洪水以前の状態に復元するとの目標を共有し、活動に取り組むことを改めて確認した。研究者からは、これまでの活動を踏まえ、生態系の復元に言及する発表があった。
2009年度政府予算の財務省原案が20日内示された。京都や滋賀でも継続事業を中心に事業費などが盛り込まれた。
特定外来種のアライグマの根絶と防除計画を早期策定する必要があると訴えるNPO法人「宍塚の歴史と自然の会」や県自然博物館などは8日、10月に土浦市宍塚地区でアライグマ1頭を捕獲したことを明らかにしたうえで、分布の拡大懸念を表明。同博物館などでは「県民から広く、目撃情報を収集する必要がある」と話している。
全文表示 "土浦でアライグマを捕獲 分布拡大の懸念訴え NPO法人ら" ◇「名勝を指定時の姿に」
◇保存管理計画運用指針策定−−100年先見据え
八戸市は11月、国の名勝に指定されている種差海岸の「保存管理計画運用指針」を策定した。1937年に国名勝指定を受けて以来、種差海岸は地域住民の生活の変化や植林などで徐々に姿を変え、人間が手をかけなければ景観は保てない状態にある。運用指針は、名勝指定時の種差海岸の姿を後世に引き継ぐための対策を示している。【喜浦遊】
国の天然記念物で亀岡市内の保津川水系に生息するアユモドキが激減していることが分かった。同市は外来魚から稚魚を守るなどの緊急対策を研究する会を設け、来年2月に素案をまとめる。2日開会の市議会12月定例会に関係議案を提出した。地元自治会や農業団体、NPO法人などの協力を得て緊急対策を実行する団体を発足させ、来年6月の産卵期に備える方針だ。【大西康裕】
全文表示 "<アユモドキ>激減、絶滅の危機 外来魚のエサに?−−亀岡の保津川水系/京都" かつて子供向けアニメで人気が高まり、現在は農作物を食い荒らす被害が深刻化しているアライグマだが、今年は甲賀市での捕獲数が昨年比2倍以上の55頭と急増していることが分かった。毎日新聞のまとめでは、県全体でも同約2倍の86頭。11月末で活動が活発な繁殖期は終わったが、同市の担当者は「天敵もおらず、手の打ちようがない。来年は捕獲数が3ケタまで増えてしまうかも」と頭を抱えている。【稲生陽】
夏から秋にかけて爆発的に増殖し、淀川の環境に悪影響を及ぼすアフリカ原産の水草、ボタンウキクサ(ウオーターレタス)の発生が、今シーズンは例年の約10分の1にとどまりそうだ。
全文表示 "淀川の外来種ボタンウキクサ、今季は10分の1に"ゲンゴロウブナ(ヘラブナ)やヤマメ、アユの一部は、よそから県内に持ち込まれた外来魚です。そんなこと急に言われても、ピンと来ない人も多いと思います。ではニジマス、タイワンドジョウ、ソウギョはいかがでしょう。オオクチバス(ブラックバス)、ブルーギル、アリゲーターガーは? さすがに日本の魚っぽくない名前なら外来魚だと分かりやすいですね。
全文表示 "【若手学芸員のななころびやお記】外来魚 日本の魚に悪影響"有害獣として駆除されたアライグマの慰霊祭が29日、札幌市北区の北大獣医学部の「畜魂碑」前で行われた。北大研究者らでつくるアライグマ研究グループなどが開き、献花して黙とうを捧げた。
全文表示 "<雑記帳>アライグマ慰霊祭 北大研究者ら黙とう"