2008年06月18日

オオキンケイギク:特定外来、重信川などで猛威 生態系破壊の恐れ、対策苦慮/愛媛

 緑化のために広く使われてきたオオキンケイギク(キク科)が、県内の重信川流域などに生い茂り、堤などを鮮やかな黄色で彩っている。国土交通省が「緑化対象種」に指定したが、一転、06年2月には外来生物法で特定外来生物に指定された。強い繁殖力のために固有の生態系を壊す恐れが指摘されているが、有効な対策は見つかっていない。【後藤直義】

 財団法人・自然環境研究センターによると、オオキンケイギクは北アメリカ原産で、1880年代に観賞用や緑化用として日本に輸入された。国内では河川敷や線路沿い、海岸などに幅広く分布。30〜70センチほどの高さに成長し、5〜7月には黄色い花弁をつける。
 野生化したオオキンケイギクによる生態系への影響は、全国各地で確認されている。同センターの調査によると、長野県の天竜川沿いでは、オオキンケイギクの広がりで、カワラニガナ、ツメレンゲ、カワラサイコなど河川敷固有の植物が減少・消滅した。また岐阜県の木曽川ではオオキンケイギクに絞って除去したところ、固有の在来種が回復したという。
 同省松山国道河川事務所は06年度から、重信川の河川敷の整備の際には、オオキンケイギクを伐採。今夏も先月末から、草類などと一緒に刈り取り、種子が外のエリアに広がらないように焼却処分している。しかし担当者は「根っこの部分まで取ることはできない」と話している。
 特定外来生物は生態系に強い影響を及ぼすために規制・除去の対象になっており、オオキンケイギクも原則的に栽培や輸入が禁止されている。

+Yahoo!ニュース-愛媛-毎日新聞

Posted by jun at 2008年06月18日 12:48 in 外来生物問題

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