2008年06月01日

アライグマの生息域が拡大 山間部で相次ぎ捕獲(和歌山)

 田辺市で生息域を広げている特定外来生物のアライグマが、中辺路町や旧大塔村でも多く見られるようになった。田辺市中辺路町西谷では今年に入って7匹が相次いで捕獲された。市中辺路行政局は常備の捕獲かごを追加して捕獲態勢を強化し「目撃した場合は行政局に連絡を」と呼び掛けている。

 アライグマの分布は旧田辺市を中心に広がっており、西谷地区では今年に入り猫の餌が食べられたりアライグマを目撃したりすることが多くなった。行政局が猫の餌を入れた捕獲かごを置いたところ、2月12日に雄1匹が入った。続いて2月14日1匹、4月3日2匹、7日1匹、5月14日1匹の雄を捕獲した。さらに5月26日には妊娠雌1匹が捕れた。同地区では2007年にも散発だが雄3匹と雌1匹を捕獲している。
 市農政課によると、中辺路行政局管内では2003年に9匹、04年に3匹を捕獲している。現在、常備している8基の捕獲かごをすべて貸し出している状態で、5基を追加した。大塔行政局では約10基の捕獲かごを使い、2003年から毎年数匹を捕獲している。本宮行政局では捕獲はないが目撃例があるため1基を常備、龍神行政局では3年前に狩猟で1匹捕獲されたが捕獲かごは常備していない。
 中辺路以外の行政局も状況によっては捕獲かごを追加して態勢を強化するという。
 市は「西谷地区での相次ぐ捕獲は、たまたま捕れたのではなく、明らかに繁殖していることを示している。今後、さらに旧市以外に広がる可能性がある」と警戒を強めている。
 アライグマに詳しいふるさと自然公園センター(同市稲成町)の鈴木和男さんは「早期発見、早期捕獲が最善の対策。住民の情報提供と捕獲への参加、協力をお願いしたい」と話している。

+Yahoo!ニュース-和歌山-紀伊民報

Posted by jun at 2008年06月01日 16:31 in 外来生物問題

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