2008年01月04日

コカナダモ増殖 5年前の10倍超 琵琶湖の南湖・水草分布調査

 琵琶湖の南湖で異常繁茂している水草のうち、外来種コカナダモが前回調査の5年前から10倍超に増殖していることが、琵琶湖博物館(滋賀県草津市)の種別分布調査で分かった。コカナダモは塊で岸に流れ、特に北湖で漁業被害や悪臭の原因となっており、同博物館は「今後も増加していくのか注視する必要がある」と指摘している。

 ■外来種の比率上昇 勢力争い続く
 調査は2002年以来2回目。繁茂がピークとなる昨年9月に実施した。南湖の湖底で50センチ四方の水草をすべて刈り取る手法で、1キロおきに計52カ所の調査地点を設定。計13種を仕分けして分布と量を推定した。
 コカナダモは前回、南湖の北部2カ所で約40トン(乾燥重量)だったが、今回はほぼ全域の39カ所で確認され、約500トンにも上った。コカナダモは自ら根を切って水面に浮かび、流れに乗って沈んだところで新たに定着する。前回確認した大津市の浮御堂周辺から生息域を広げてきた可能性があるという。
 同じく外来種のオオカナダモは前回とほとんど差はなかった。一方、在来種はクロモが約2400トンから約500トンまで減少、外来種の比率は10%から15%に上昇した。
 水草の総量そのものは約9600トンで5年前と変化がなかった。異常繁茂が上限まできたとも考えられるという。一方で、量を種別に見ると、最多のセンニンモを除く上位5種の順序は大幅に入れ替わった。1地点当たりで確認できた種数の平均も3・2種から5・1種に増えている。
 調査した同博物館の芳賀裕樹主任学芸員は「種別の住み分けができていない。分布場所が安定しておらず、勢力争いが続いている」とみている。

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2008年01月04日 10:30 in 外来生物問題, 自然環境関連

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