2008年11月05日

はす池に特定外来種の浮草/藤沢の公園、水面が真っ赤に

 通称「はす池公園」の名で、市民の憩いの場となっている藤沢市鵠沼藤が谷の桜小路公園に、異変が起こっている。約1600平方メートルの池の水面は今、浮草で真っ赤に染まっている。

 市公園みどり課などによると、この浮草は、中南米産の「アゾラ・クリスタータ」の雑種とみられる。水田の肥料になることなどから全国の稲作で利用されたが、アゾラ・クリスタータは2005年に特定外来種に指定された。

 水鳥に付着するなどして全国的に広がり、大阪市や名古屋市などの公園で異常繁殖が確認されているが、藤沢市での報告は初めて。

 異変は今夏から始まった。9月ごろには水面を覆い尽くすほどになり、市公園みどり課が9月中旬と10月上旬に、さらに周辺住民らも10月末に駆除作業を行った。一回の作業で約60リットルの袋が20個ほどになったが、完全駆除には遠い。

 桜小路公園は市民の保全活動が実り、1987年に開設した公園。それだけに周辺住民からは、環境への影響を心配する声などが聞かれる。

 地元の男性(86)は「酸欠で生物が死んでしまうのが心配。生態系が崩れるし、野鳥の姿も最近見えなくなってきている。ほかの場所で増えなければいいが…」という。市公園みどり課では「温度が低くなると繁殖できないと聞く。冬にどうなるかを見守りたい」としている。

+Yahoo!ニュース-神奈川-カナロコ

Posted by jun at 2008年11月05日 12:45 in 外来生物問題

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