【本部】元気に過ごしてね―。19日、本部町具志堅のフプガー(大川)で、地域の子どもらが沖縄在来のリュウキュウメダカ70匹を放流した。放流されたメダカは清流の中をすいすいと泳ぎ出し、放流を終えた子どもたちも冷たい川の流れに歓声を上げ、自然の恵みを楽しんでいた。
1年中、一定の水温を保った豊かな水がこんこんと湧き出るというフプガーは、区民の憩いの場。かつてはリュウキュウメダカも見られたというが、外来種の侵入などにより全滅していた。
区民ら約70人が集まった。放流に先立ち、同区の金城力区長は「先人が守ってきたフプガーは、区民の憩いの場になっている。リュウキュウメダカを大切に守っていこう」と語りかけた。
金城区長によると、フプガーが歴史的農村環境の保存・継承を目的とする田園空間整備事業の整備過程で水流を止めたことを機に、かつて清流の象徴だったリュウキュウメダカを放流することになった。
放流されたメダカは、リュウキュウメダカの保存活動も行っているNPO法人ブナガヤ・ヘリテージクラブ(玉城錦栄代表理事)のメンバーが繁殖させたもの。玉城代表理事は数年後には、フプガーがリュウキュウメダカの繁殖場所となることを期待した。
同クラブでは、自治体などからの要望があれば、「一緒に自然再生に取り組みたい」と話している。問い合わせは同クラブ098(938)8030。