◇12の市民団体の活動紹介
八郎湖再生活動に励む市民団体の取り組みをまとめたパンフレット「よみがえれ、八郎湖」(28ページ、A4判)がこのほど完成した。木炭で水質の浄化を図ったり湖の生態系を乱すブラックバスを肥料にするなど、さまざまな角度から湖の再生に取り組む計12団体の代表の声や活動をカラー写真とともに紹介し、八郎湖をとりまく環境についてわかりやすく伝える内容になっている。
団体の一つで干拓前の漁具や漁船を保存する「潟船保存会」(石川久悦会長)と県立大学、谷口吉光教授の研究室が編集した。会と研究室は07年度、各団体に協力を呼びかけて再生活動を体験するバスツアーを実施。取り組みをより多くの人に広く知ってもらおうと、パンフレットにまとめた。
「一滴一滴を変えることによって必ず変わるんでないか」と語るのは、松食い虫被害などで枯れた木を炭にして水質浄化活動をする「大潟村木炭水質浄化研究会」の小林信雄会長。ブラックバスを駆除しながら子どもたちに湖の生態系の豊かさを伝える「秋田淡水魚研究会」の杉山秀樹会長は「もう一度、魚があふれる八郎湖を取り戻したい」と訴えかける。
刊行にあたり、石川会長は「活動を通じて『潟(八郎湖)を何とかしたい』という思いを一つにつなげることができた。その結晶として読んでもらえたら」と話す。
また各代表にインタビューした谷口教授は「水質改善や環境再生は住民の取り組みなしには進まない。活動者たちの熱い思いを共有し、みんなが参加してほしい」と呼びかけている。
希望者には無料で配布している。問い合わせは県立大・谷口研究室(018・876・1626)。【百武信幸】 4月21日朝刊