2008年05月29日

絶滅危機「ハマゴウ」再生へ  野洲のマイアミ浜に植え戻し

 琵琶湖岸の希少植物のハマゴウを再生しようと、湖岸植物などを研究している京都大大学院人間・環境学研究科の瀬戸口浩彰准教授や大学院生らが28日、ハマゴウの苗45株を滋賀県野洲市のマイアミ浜に植え戻した。

 ハマゴウは海浜で育つ低木だが、琵琶湖岸にも自生し、青紫色の花を付ける。観光客に踏み付けられたり、湖岸の土木工事などで生育環境が悪化し、県の絶滅危機増大種に指定されている。
 瀬戸口准教授によると、ハマゴウの実は空気を含む構造で水に浮き、かつては湖の水位変動で水没すると水面を漂って移動ができたという。しかし、現在はマイアミ浜と佐波江浜(近江八幡市)、新海浜(彦根市)にわずかに残るだけで、いずれも水辺から離れて群生している。
 茎でも広がるとはいえ、ニセアカシアなど外来植物の侵出も著しく、「除草など人が手を加えないといずれ絶滅してしまう」(瀬戸口准教授)ため、植樹を思い立った。昨年に許可を得て、種子と折れた枝を持ち帰り、苗を育てていた。
 マイアミ浜では、大学院生ら11人が約400平方メートルの保存区で除草後、近くの水辺に用意した苗を植えた。瀬戸口准教授は「花が咲き、種子がつけば成功。湖西などへもたどり着けば」と願っている。

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2008年05月29日 12:00 in 外来生物問題, 自然環境関連

mark-aa.jpg