2008年05月30日

オキナワキノボリトカゲ:油津で自然繁殖 日南市が調査・研究委発足/宮崎

 日南市油津の津の峰一帯で自然繁殖し、生態系への影響が懸念されているオキナワキノボリトカゲについて、日南市は実態調査や対策を研究する委員会を発足させた。6月5日に初会合を行う。【塩満温】

 オキナワキノボリトカゲは琉球列島の固有種で、現地では絶滅危惧(きぐ)2種に登録されている。渡来ルートは不明だが、05年5月に県総合博物館の調査で、津の峰での繁殖が確認された。今年4月に市環境対策課が現地を調べたところ、遊歩道を50メートルも行かないうちに樹上に3匹を確認するなど、その数は増えているとみられる。
 九州本土の生態系に影響が懸念されることから、市は学者らによる委員会を設置した。メンバーはキノボリトカゲの第一人者、琉球大熱帯生物研究センターの太田英利教授はじめ、宮崎大教育文化学部の岩本俊孝教授ら宮崎大から3人、県総合博物館から2人、油津地区の区長会から2人など計13人。宮崎大は農学部学生が卒論のテーマにキノボリトカゲを採り上げるため、実態調査も併せて行う。
 初会合では宮崎大の研究方針や、標本採集、生息情報の収集、県民や市民への啓発の方法などが話し合われる予定。
 同市環境対策課の柳沼平八郎課長は「保護するとか、駆除するとか、まず対策ありきの委員会ではなく、繁殖の実態を正確に把握することから始めたい」と話している。 5月29日朝刊

+Yahoo!ニュース-宮崎-毎日新聞

Posted by jun at 2008年05月30日 14:48 in 外来生物問題

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