◇ブラックバス/ブルーギルなど、被害歯止めに駆除
武雄温泉保養村の環境を考える会(林一男代表)は2日、武雄高科学部と共同で作った外来魚駆除のための産卵床(70個)を、武雄市武雄町の池ノ内湖に設置した。増え続けるブラックバスやブルーギルなど外来魚による被害に歯止めがかかれば、と期待が寄せられている。
池ノ内湖(周囲約2キロ)には近年、外来魚の流入が目立ち、在来のコイやフナが減少するなどの被害が出ている。
生態系の変化も懸念されており、3〜5年間隔で池の水を落として外来魚を駆除したり、2年前には釣り大会を開いて外来魚を釣って減らすなどの対策をしてきた。
しかし流入が後を絶たず、池に残った魚も自然繁殖。このため、繁殖そのものを阻止して駆除の効果を挙げる案が浮かんだ。
駆除のための産卵床は、小石を敷いた育苗トレー(幅60センチ、奥行き25センチ)の三方を網でカバーしており、産卵しやすくなっている。水温が10〜15度になる産卵期を狙って池に設置した。
この日は考える会のメンバーと武雄高科学部の生徒など15人がボートに乗り込み、岸辺に近いところに産卵床を設置した。
産卵床は4〜5日おきに水中眼鏡で観察。産卵が終わったところを見計らって引き上げる。卵は干してたい肥にするという。
林会長は「効果が上がれば、今後も続けていきたい」と話している。【原田哲郎】 4月3日朝刊