2008年10月08日

アユモドキ、今年生まれ確認されず 亀岡・NPOが調査で推測

 国の天然記念物の淡水魚・アユモドキの生息地、京都府亀岡市で、今年生まれのアユモドキの残存数がゼロと推測されることが、地元NPO法人(特定非営利活動法人)の調査で、7日までに分かった。1歳以上の個体数も激減しており、関係者は「亀岡のアユモドキが絶滅する」と心配している。

 アユモドキは現在、岡山県の一部の河川と亀岡市内の桂川支流でのみ生息している、とされる。
 環境省の委託を受けNPO法人「亀岡人と自然のネットワーク」が、桂川支流(同市保津町)の産卵水域で先月15、23日に調査。一定の範囲内で捕獲された個体数を基に、水域全体の生息数を推定した。その結果、6月に産卵が確認された当歳魚の残存数は、4年前の調査開始以来、初めてゼロとなった。2006年は、646匹で、昨年は120匹だった。さらに、1歳以上の個体数も昨年に比べ約7割減少していた、という。
 アユモドキは、3−4歳に育つと産卵しなくなると考えられており「このまま減少が続けば、2、3年後には、ほぼ絶滅の状態になるのでは」(上田稔留同ネットワーク代表)としている。
 調査顧問の岩田明久・京都大准教授は、当歳魚がいなかった理由として、ブラックバスなど外来魚が急増、捕食されたことに加えて、今夏の猛暑など生育環境の変化も原因とみている。岩田准教授は「外来魚を1匹でも多く駆除していかねばならない」と早急な対策を求めている。

+Yahoo!ニュース-京都-京都新聞

Posted by jun at 2008年10月08日 13:33 in ブラックバス問題, 外来生物問題, 魚&水棲生物

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