2008年10月20日

アルゼンチンアリ:岩国市黒磯地区、住民参加で駆除実験開始/山口

 岩国市で繁殖している南米産のアルゼンチンアリに対する住民参加の駆除実験が14日、同市黒磯町で始まった。アルゼンチンアリは繁殖力が強く、侵入した各国で生態系を乱す存在だが、完全駆除に成功した例は少ないという。今回の実験は住民が一斉に駆除剤を置き、効果を検証する。

 同市、柳井市、広島県廿日市市、大竹市などでつくる「アルゼンチンアリ対策広域行政協議会」が実施。同様の実験は廿日市市で10月上旬に実施、柳井市でも18日から始まる。
 岩国市での実験場所は、黒磯町2丁目の新黒磯自治会の約100世帯。同地域では在来のアリはほとんど見られず、アルゼンチンアリに“制圧”された状態。3・9ヘクタールの住宅地全体で住民が14日夕から、駆除剤が入ったプラスチックケースを庭などに置いた。駆除剤は顆粒(かりゅう)状と液状の2種類で、1世帯に各20個ずつ。顆粒状は幼虫、液状は成虫に効き目があり、巣に持ち帰るため、巣の中のアリも駆除するという。
 アルゼンチンアリは02年に同市で見つかった。しかし、本格的な駆除の対策が検討され始めたのは、05年に特定外来生物に指定されてから。同自治会の金子昭二会長は「布団にまで入ってきて夜眠れないなどの被害がある」と話していた。
 実験は15、16日もあり、専門の調査員らが駆除状況を調べる。【大山典男】
〔山口東版〕10月15日朝刊

+Yahoo!ニュース-山口-毎日新聞

Posted by jun at 2008年10月20日 13:08 in 外来生物問題

mark-aa.jpg