【岐阜県】在来種への悪影響が懸念されるとして、環境省の「特定外来生物」のリストに入っている北米原産の「チャネルキャットフィッシュ」が、海津市南濃町の津屋川で捕獲された。この外来魚は「河ふぐ」のブランド名で飛騨市河合町の下小鳥湖で養殖されているが、県水産課によれば、これまで県内の湖沼や河川で捕獲が報告された例はないという。
同町駒野の無職菱田和雄さん(78)が昨年12月27日、仕掛け網に掛かっているのを見つけた。体長約40センチ。「長年川に入っているが、見たことがない魚なのでとにかく驚いた」と話す。
県水産課によれば捕獲の報告例はなく、県内の各漁協を対象に毎年実施している外来魚の漁業被害のアンケートでも名前は挙がっていないという。「恐らく誰かが放流したのだろう」としている。
チャネルキャットフィッシュはナマズ目イクタルルス科の魚類。アメリカナマズの通称があり、最大で体長1メートル以上に達する。魚類だけでなく、甲殻類や小型のほ乳類なども食べる。
国内には1971年に持ち込まれた。繁殖した茨城県の霞ケ浦で漁業被害が発生したことや、海外でも在来種への悪影響が報告されていることなどから、環境省は2005年、オオクチバス(ブラックバス)やブルーギルなどとともに、放流や許可施設以外での飼育などを禁じ、罰則規定を設けた特定外来生物に指定した。
同省外来生物対策室は「霞ケ浦以外でも、いくつかの地域で生息が確認されている」としている。(後藤厚三)
Posted by jun at 2008年01月12日 13:14 in 外来生物問題