2008年01月12日

ヌマエビ:休耕田で養殖に挑戦 大崎の高橋さん「副収入源になれば」と期待/宮城

 大崎市田尻で「メダカの郷」を主宰する自然観察家、高橋孝憲さん(59)は休耕田で、淡水産のヌマエビ(ヌカエビ)の養殖を始める。市場価値を高めるため生きたまま出荷し、低米価時代の農家の副収入源を目指す。

 止まらない米価下落を嘆く農家の声が絶えない状況に、「地域に明るさを」と、休耕田でのヌマエビ養殖を思いついた。ヌマエビは寿命4〜5年で、流れのゆるい地元の農業用水で取れ、ほとんど元手要らずなのが強み。
 昨春、採取したエビのうち卵を抱えた雌6匹を水槽に放したところ数百匹に増えた。プランクトンを主な餌にし、あまり手をかけずとも繁殖するのを確かめた。休耕田は地元の知人から借りた400平方メートルほど。今月下旬、田の一部に深みを作るなど養殖池への改造作業をする。
 今年5月ごろ、手元にあるエビ数百匹を池に放し、体長4〜6センチになる3〜4年目の水揚げを想定する。日照りによる水枯れと捕食性の水鳥への注意は必要という。
 高橋さんによると、空気の入った袋で1週間生存するといい、遠方への配送も可能。生きたままで出荷すると、100グラムあたり300〜400円の取引相場が期待できると見込んでいる。用途は食材のほか、渓流魚釣りの餌、観賞用など。エビの好む物陰作り用に栽培する希少水草(オモダカなど)の出荷も想定している。
 ヌマエビは全国的に分布するが、化学物質汚染や食害魚のブラックバスの攻勢に弱い。好環境で育てれば毎年10倍以上の「ねずみ算式」に増えるといわれる。地元や同市古川の数軒の農家が養殖に関心を示している。高橋さんは「一定の副収入源になれば、続く人が出てくる。ここら一帯が『ヌマエビの郷』になることも」と夢を語る。【小原博人】

+Yahoo!ニュース-宮城-毎日新聞

Posted by jun at 2008年01月12日 13:16 in 内水面行政関連

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