2008年03月11日

お尋ね者外来カタツムリ 九州大教授が小中学生に捜索依頼(和歌山)

 「ウォンテッド(お尋ね者)」「生死を問わず」。西部劇のようなポスターで捜索するのはカタツムリ。

 田辺市内の梅畑などで発生している地中海原産の外来カタツムリ「オオクビキレガイ」を研究している、九州大学総合研究博物館(福岡市)の松隈明彦教授(60)は、田辺市内の小中学校4校にオオクビキレガイの写真や特徴を紹介したポスターを配布して、発見に協力を呼び掛けている。
 松隈教授によると、オオクビキレガイは北九州市(福岡)を中心に佐賀、熊本、大分、山口県と約100キロ圏内に分布し、農作物に被害を与えている。和歌山県のみ飛び地で、局地的な発生にとどまっていることから、分布拡大の仕組みを調査している。
 成貝は殻長3センチ前後、茶色の細長い巻き貝。夜行性で昼間は落ち葉や石の下に潜っている。雑食性で野菜や別種のカタツムリなどを食べる。
 ポスターには成貝、幼貝と卵の写真を掲載。「夜間に不法侵入し、レタスやマイマイ(カタツムリ)を無銭飲食」などユニークな言い回しで生態を紹介している。
 松隈教授は「田辺市内でも家庭菜園では被害報告がある。観察力のある子どもの協力があれば、分布拡大の過程解明と防止に大きな力になる」と期待している。
 地中海沿岸では、乾燥する夏場は夏眠する。ところが日本では夏に雨が多く、冬も暖冬続きで、一年中活動できるため、原産地以上の被害が心配されるという。
 この貝についての情報提供は松隈教授(電話092・642・4296、ファクス092・642・4299)へ。

+Yahoo!ニュース-和歌山-紀伊民報

Posted by jun at 2008年03月11日 09:08 in 外来生物問題

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