2008年10月01日

児童も協力、生物マップ作成 瑞穂区のNPOが山崎川の実態調査

 【愛知県】名古屋市瑞穂区のNPO「山崎川グリーンマップ」が、日本カメ自然誌研究会や地元の汐路小の児童らと協力し、山崎川にいる生物マップを作った。在来種の生息状況を記載するとともに、外来種の増殖に警鐘を鳴らす。29日には区役所で同研究会代表の矢部隆・愛知学泉大教授の学習会も開かれた。

 マップでは絶滅寸前のイシガメのほか、ムクドリやアユといった野鳥や魚などを紹介。同時にミシシッピアカミミガメ(通称ミドリガメ)などの外来種も載せ、在来種を脅かす状況を示した。また「過去に絶滅した生き物がいたことを伝えたい」と児童が地域のお年寄りに話を聞き、ホタルやウナギの幼魚メソなどがいた昔の様子を記した。

 マップ作成にあたって、野呂達哉研究員と児童らが8月8、9日に山崎川のカメ類を調査。捕獲したカメ28匹のうち、日本固有種のイシガメは1匹だけ、クサガメやスッポンもいたが、外来種のアカミミガメが15匹と半分以上を占めた。

 学習会で矢部教授は児童らに実際にカメを見せ「カメは最初は小さいが、どんどん大きくなる。長生きだし、逃げやすいので飼育には覚悟がいる」と指摘。一方で、水の汚れや外来種に、食物や産卵場所を奪われた在来種の危機的状況を説明して「川でカメが飼える環境を」と訴えた。

 パンフレットの形で山崎川の生物マップを作ったのは初めて。NPOの大矢美紀代表(53)は「外来種の増加を知ってもらうスタート地点。他の学校の活動などで生かせれば」と話している。マップの問い合わせは大矢さん=電052(841)6048=へ。(石屋法道)

+Yahoo!ニュース-愛知-中日新聞

Posted by jun at 2008年10月01日 12:44 in 外来生物問題, 魚&水棲生物, 自然環境関連

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