京都府の山城地域で今夏以降、特定外来生物に指定されている毒グモ「セアカゴケグモ」が相次いで見つかっている。例年9月までの発見情報は5件程度だが、今年は倍増しており、府山城北、南の両保健所は「見つけても絶対に触らないで」と注意を呼び掛けている。
セアカゴケグモはもともと東南アジアなどに生息し、体長1センチ程度で背中や腹に赤い模様があるのが特徴。府内では2005年10月に加茂町(現木津川市)で初めて見つかった。
今年は、6月に京田辺市の住宅街で生体4匹が発見されたのを最初に、八幡市や精華町、南山城村と広範囲に計11件の目撃情報が保健所などに寄せられている。先週にも、京田辺市の宿泊施設脇の林で生体20匹、卵のう30個が発見された。けが人などは出ていないが、保健所などは通報のたびに駆除に追われている。
府によると、セアカゴケグモは春先から秋ごろまで生息。暖かく昆虫などの餌や巣を張るすき間がある側溝のふたやベランダ、庭などを好むという。
府山城北保健所の谷尾桂子衛生室長は「攻撃性や強力な毒性はないが、見つけたら踏みつぶすか、殺虫剤で駆除してほしい」としている。