県自然保護課は、外来生物法(05年6月施行)で生態系などに影響を与える動植物に指定されているアライグマ(米国原産)、カニクイアライグマ(同)の完全駆除を目指し、08年度防除実施計画の策定を進めている。同法では県が防除実施計画を立て、環境省の確認を得ることが定められている。駆除期間は同省の確認日から11年3月31日までで、08年度予算に2900万円を計上した。
アライグマは夷隅地域を中心に、県内全域に推定1000〜7000頭が生息している。96年に御宿町で県内初の野外繁殖例が確認され、04年から農作物への被害が出始めた。06年度の被害総額は458万7000円となった。住宅の屋根裏などへ侵入したり、飼い犬が襲われることもあるという。
同課によると、同法で指定されている外来生物は計84種。うち県内にはカミツキガメ(北中米原産)、アカゲザル(東南アジア原産)など計23種類が生息しているとされる。カミツキガメは07年度から駆除を始め、07年7月〜10月に計246匹を駆除。今後はキョン(中国南東部・台湾原産)も対象とするという。
県と市町村が主体となり捕獲、安楽死処分を行った後、一般廃棄物として処理する。
◇計画案について、県民の意見募集
同課は3月14日までアライグマ防除実施計画案について県民の意見を募集している。同計画案への意見と明記の上、県庁自然保護課生物多様性グループあてで郵送、またはファクス(043・225・1630)かメール(hogo10@mz.pref.chiba.lg.jp)で。【中川聡子】 3月5日朝刊