県自然保護課は8日、特定外来生物に指定されているカミツキガメの駆除作業を始めた。9月末までの予定で、印旛沼周辺の河川(総延長21キロ)で50カ所にわなを仕掛けて捕獲する。
カミツキガメは北米から中南米に生息。成体は甲羅の長さ35〜50センチ、体重約35キロにもなる。日本ではかつてペットとして人気があり、05年に輸入が禁止されるまで、数多く持ち込まれたという。生態系への影響や人への被害が懸念され、05年に環境省が特定外来生物に指定した。
04、05年に行われた県の生息調査では、印旛沼周辺で約1000匹が生息していると推定。同課は07年度に特定外来生物の防除計画を策定し、07年7〜10月に247匹を捕獲した。駆除費用として約560万円を計上している。
捕獲したカミツキガメは2日間冷凍庫で保管した後、一般廃棄物として処理するか、大学などに研究材料として提供するという。
現在、県が駆除に乗り出している特定外来生物はカミツキガメとアカゲザル。今後はアライグマとキョンを予定している。【中川聡子】 7月9日朝刊