◇「清掃、草取り徹底を」
福岡市は30日、毒グモの駆除講習会を開き、特定外来生物に指定されている毒グモ・ハイイロゴケグモ約30匹と卵嚢(らんのう)が東区香椎浜の「みなと100年公園」で発見され、駆除したと発表した。このクモが市内で見つかったのは今回が初めて。園内周辺ではセアカゴケグモ約700匹が見つかり、市が現地調査・駆除をしたばかりだった。市保健福祉局は今後も付近を見回り、駆除に力を入れる。
市はセアカゴケグモが大量に見つかったことから、市民や施設管理者ら向けの駆除講習会を開いた。講師は、いきもの研究社(大阪市)の吉田政弘代表で、講習に先駆けて29日に公園付近を調査したところ、市の調査では見落としていたフェンスの空洞内や車止めのすき間などからハイイロゴケグモ約30匹と卵嚢を発見した。
約130人を前に吉田代表は「園内の自販機やプランターの縁、置いたばかりの自転車にもクモは付着する。効率的に駆除し、その後も清掃や草取りなどを徹底することが大切だ」などと話した。
ハイイロゴケグモは亜熱帯原産で体長約1センチ。体は黒や灰色で、腹部に砂時計形の斑紋(はんもん)などがある。セアカゴケグモより毒性は弱いが、かまれると発汗や吐き気を引き起こすこともあるという。【鈴木美穂】〔福岡都市圏版〕10月1日朝刊