生態系回復へ経済連盟設立 G7新枠組み、企業活動を促進

 先進7カ国(G7)が札幌市で15、16日に開く気候・エネルギー・環境相会合で、世界で急速に失われる生物多様性を回復に向かわせるための新枠組み「ネーチャーポジティブ経済連盟」を設立する方向であることが4日、分かった。企業の取り組みが鍵になるとみて、生態系保全にプラスになる経済活動を促進する。議長国日本が共同声明の素案に盛り込み各国と最終調整中。会合は今年、日本で対面開催するG7閣僚会合の皮切りとなる。

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遺伝子組み換え「光るメダカ」、東工大院生が卵持ち出しか 育成容疑などで9人摘発

 遺伝子組み換えの赤いメダカを無承認で育成したなどとして、警視庁生活環境課はカルタヘナ法違反の疑いで、埼玉県春日部市のメダカ販売店経営、増田富男容疑者(67)ら男5人を逮捕、東京都練馬区の会社員の男(35)ら男女4人を書類送検した。調べに対し、9人はいずれも容疑を認めているという。カルタヘナ法違反での逮捕は全国初。

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いないはずの人工交雑魚「クエタマ」が鹿児島湾で相次ぎ目撃 養殖場から逃げた? 生態系への影響危惧

 自然界に存在しないはずの魚が、鹿児島湾で相次ぎ目撃されている。専門家によると、高級魚のクエと、世界最大級のハタとして知られるタマカイを人工的に掛け合わせて誕生した交雑魚だ。養殖場から逃げ出した可能性が高いと考えられるが、詳細は分かっていない。自然繁殖する可能性も否定できず、専門家は生態系への影響を危惧する。

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立ち入り禁止なのに…釣り具絡まり死ぬ野鳥「マナー守って」

 「立ち入り禁止の池に釣り人が残したルアーや釣り糸がありました」。福岡市の女性から、西日本新聞「あなたの特命取材班」に憤りの声が寄せられた。場所は今津干潟(西区)の近くにあるため池。取材を進めると、今津干潟で釣り具が脚に絡まり、死んでいる野鳥が発見された。コロナ禍で密を防ぐレジャーとして人気の釣りだが、地元住民は「干潟周辺には貴重な生き物も集まる。釣り人はマナーを守って」と呼びかけている。

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絡まったルアー見つかる 水鳥などけがする恐れ 三島、清水町の遊水池 NPO団体が除去

 三島市と清水町の境に位置する水辺空間「境川・清住緑地」公園内の遊水池2カ所で、魚釣りに使われるルアーや釣り糸が周辺の木々に絡まっているのが見つかった。飛来する多くの水鳥などに危険が生じる可能性もあり、公園の整備に携わったNPO法人グラウンドワーク三島は20日、ルアーなどの除去作業を行った。

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生物多様性の新枠組み、企業への影響は 大和総研の研究員が解説

 SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさも守ろう」は生物多様性に関する内容だ。生物多様性は昨今、特に注目されている課題であり、2022年12月には生物多様性保全に向けた国際的な目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組み」が採択された。本稿では、生物多様性に取り組む必要性や新しい枠組みの概要、今後の課題を考えたい。

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絶滅危惧種の希少魚「ホシイッセンヨウジ」徳島で発見!! 国内3例目

 徳島県立博物館は20日、牟岐町内妻の内妻川下流域で昨年8月に国内3例目となるヨウジウオ科の希少魚ホシイッセンヨウジが発見されたと発表した。徳島市南島田4の会社員庄野耕生さん(32)が撮影、捕獲した。

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川魚の漁獲量、20年間で1割に…幻の料理になりつつある「豆じゃこ」を味わう 兵庫・千種川

 河原の草は色あせ、水もキリキリ冷たい。兵庫県の南西部、千種川に注ぐ小さな支流。静けさが広がる中、そっと引き上げた網に鈴なりの魚が朝の太陽で輝く。「はえじゃこ」と呼ばれるオイカワだ。体長10センチほどの小魚で漁の旬は冬。最も脂が乗る時期に行われる「寒じゃこ漁」は、西播磨の冬の光景だ。

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