植物調査の方法学ぶ 鹿児島大など外来種モニタリング 世界遺産の奄美大島で講習会

 地域住民を対象とした外来植物のモニタリング調査講習会が6日、鹿児島県宇検村内であった。受講者は鹿児島大学の研究者らと共に山中や集落の中を散策して植物の分布状況を確認し、外来植物の撮影方法や位置情報の記録方法などを実践で学んだ。

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琵琶湖で初めて確認された「改良メダカ」 何者かが放流か、観賞魚ブームに潜む「大きな脅威」

 人工的に品種改良で生まれた観賞用の「改良メダカ」が、琵琶湖の南湖と大津市内の池で昨年と今年に確認された。滋賀県内と琵琶湖・淀川水域の野外水域で標本化されて学術的に確認されたのは初めて。県立琵琶湖博物館や龍谷大生物多様性科学研究センターなどの研究グループが8月に発表した。人為的に遺棄された可能性が高く、研究者は「在来種と交雑してしまい、生態系への大きな脅威となる」と、放流の危険性を指摘している。

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スズメやセグロセキレイなど、身近だった鳥の15%が「絶滅危惧種」並に減少…環境省が警鐘

 国内各地の里地や里山で野生生物の生息状況を定点観測した結果、スズメやセグロセキレイといった、身近にたくさんいると考えられてきた鳥の15%が、「絶滅危惧種」相当のペースで急速に減少しているとする報告書を、環境省と日本自然保護協会が1日、発表した。報告書は里地里山で生物多様性が失われ続けていると警鐘を鳴らしている。

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天然記念物「イタセンパラ」を公開 愛知県一宮市〔地域〕

 愛知県一宮市は、川に興味を持ってもらう事業の一環として、木曽川に生息する国の天然記念物「イタセンパラ」を展示している。市によると、日本固有の魚で、国内で3カ所にのみ生息する貴重な魚だという。

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地域に愛される「はざこ」オオサンショウウオ 岐阜・郡上、100年続く和良川での在来種保護と努力

 3千万年以上前から形態が変わらないとされ「生きた化石」とも呼ばれる国の特別天然記念物オオサンショウウオ。世界最大級の両生類で、岐阜県が生息域の東限とされる。県内の生息地として知られる郡上市では和良町の和良川や支流の鬼谷川を中心に多くの在来種が確認され、地元では昔から「はざこ」の呼び名で親しまれている。今から約100年前に生息地として国の天然記念物に指定された和良川だが、なぜオオサンショウウオが多く生息するのか。そこには生育に適した環境と、種の保存に取り組む地域住民らの努力があった。

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準絶滅危惧種・ニホンイシガメって? 暮らしやすい環境とは…保全活動続ける鴨川シーワールドに聞く

 以前、SNSでニホンイシガメを助けたという投稿が話題になりました。ニホンイシガメは準絶滅危惧種ですが、どのような生き物なのでしょうか? 2014年からニホンイシガメの展示と保全活動に取り組んできた水族館に話を聞きました。

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奄美大島のマングース、根絶を宣言 外来種対策では「世界的成果」

 鹿児島県奄美大島で駆除を進めてきた特定外来生物マングースについて、環境省は3日、「根絶宣言」を発表した。ハブ対策などの目的で持ち込まれて約半世紀。いったん定着したマングースがこれほど大きな島で根絶されたことはなく、「世界的に前例のない、生物多様性保全上の重要な成果」としている。

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木が変色、周辺民家に侵入も 「アメリカシロヒトリ」幼虫の被害深刻 青森・弘前市の岩木川河川敷

 外来種のガ「アメリカシロヒトリ」が8月中旬ごろから、青森県弘前市の岩木川河川敷で大量発生している。ふ化した幼虫(毛虫)が葉を食い荒らし木が茶色に変色。毛虫が民家の壁に張り付いたり、中に入ったりしている。青森河川国道事務所藤崎出張所によると、川沿いの3.8キロにわたって市民から被害の情報が寄せられており、近年で最も被害が大きかった2021年度の1.9キロを上回っている。

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霞ケ浦 アオコ大発生も 水質研が調査 ミジンコ増え環境悪化 茨城

 茨城県土浦市川口の土浦港や市街地を流れる新川などでアオコが例年よりも多く発生していることが、霞ケ浦水質調査研究会の調べで分かった。霞ケ浦でオナガミジンコなどの動物プランクトンが異常発生していることが一因とみられる。同研究会は「2011年時のアオコ大量発生のような事態になる可能性がある」と危機感を募らせる。

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今年6月に江別市の川で釣りあげられた特定外来生物「アメリカナマズ」 環境省など現地調査も発見できず

 6月に江別市内の川で釣りあげられた、特定外来生物の「アメリカナマズ」。環境省などが現地調査をしましたが、発見できませんでした。

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