和歌山県高野町で「クビアカツヤカミキリ」初確認

 ウメやモモ、サクラなどの樹木を食い荒らす、特定外来生物の害虫「クビアカツヤカミキリ」が、和歌山県北部の高野町でも初めて確認されました。

 和歌山県は周辺の住民や農家などにサクラやウメ、モモ、スモモなどの樹木に被害がないか確認するよう呼びかけています。

 県によりますと、7月17日、住民から目撃情報があり、県と高野町の職員が確認したところ、クビアカツヤカミキリの成虫と高野町内のウメの木1本でクビアカツヤカミキリによる被害を確認したということです。

 これを受け県では、被害に遭ったウメの樹木を処分するとともに、役場の関係者らとともに半径1キロ圏内にあるサクラやウメ、モモ、スモモの樹木に被害がないかを調査することにしています。

 和歌山県内でのクビアカツヤカミキリの被害は、和歌山市や紀の川市、有田川町や御坊市など11の市と町で確認されていますが、高野町でははじめてです。

 クビアカツヤカミキリは、特定外来生物に指定されているため、生きたまま持ち運ぶことが禁止されていて、県ではクビアカツヤカミキリを見つけたときは、その場で駆除し、県に通報してほしいと市民に協力をよびかけています。

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