生態系保全域巡り各国対立 条約の新目標案、難航必至

 国連生物多様性条約の下で進む生態系保全の新たな国際目標作り交渉で、保全域の設定や外来種対策などの主要項目で各国の意見が対立していることが3日、協議内容をまとめた文書で判明した。保全域は陸と海の少なくとも30%とする目標案が議論されているが、世界全体で達成するか、それぞれの国で実現するのかなどで主張が食い違っている。

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公園の池の水抜いたら「死の池」に衝撃の実態

 私たちの生活を便利にしてくれる科学技術。その進歩とともに、身近なところで「ワクチンは打ったほうがいいのか? 打たないほうがいいのか?」などと今までにない判断を迫られることも増えてきている。 そのような現状をふまえ、エセ科学に踊らされないための科学リテラシー(科学的な知識を社会のためにどう上手に使えばいいのかを考える能力)がますます重要になってきていると強調するのは、東京大学名誉教授の石浦章一さん。『日本人はなぜ科学より感情で動くのか』を刊行した石浦さんに、科学リテラシーを身につけるコツについて話を聞いた。

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”カエルの歌”で分布調査 見えてきた都市化の影響

 日本最大の関東平野の田んぼにはどんなカエルがいる? 東邦大学と国立環境研究所のチームが、たん水期の水田200カ所で鳴き声を録音して調べた。シュレーゲルアオガエルなど5種の生息と分布が分かった一方、温暖化や都市化、圃場(ほじょう)整備に伴う水路のコンクリート化の影響を受けている種類も見えてきたという。「カエルの鳴き声に耳を澄ませ、身近な水田環境を知ってほしい」と研究者たちは呼びかける。(栗田慎一)

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滋賀「西の湖」でアオコ大量発生 原因は湖水の異変、対策へ「泡」の新兵器

 琵琶湖最大の内湖「西の湖」(滋賀県近江八幡市)で近年、アオコが大量発生している。地元の水産、観光事業者らが頭を抱えており、滋賀県が水質改善に向けた実証実験に乗り出した。高濃度の酸素を含む直径1マイクロメートル未満の微細な気泡(ウルトラファインバブル)を湖底に送り込み、アオコの発生を抑制する全国的に珍しい取り組みという。

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ビオトープを住民が再生 富山市新庄小創立150年

 富山市新庄小学校は、敷地内にあるビオトープ「新庄の森」を再生させた。管理が行き届いていなかったため、小川の水が濁ったり、雑草が茂ったりと、長年荒れた状態だった。創立150周年を機に住民が協力して、自然に親しむことができる場所へと復活させた。

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12年ぶり!池の水ぜんぶ抜いて天日干し 大宮公園の舟遊池、ボランティアらが奮闘 数万匹の生物を捕獲

 埼玉県は3、4日、さいたま市大宮区の大宮公園で舟遊池の水質浄化を目的として、池の水をくみ出して生物を捕獲し天日干しする「かい掘り」を12年ぶりに開催した。県から委託を受けたNPO法人、生態工房(東京都武蔵野市)や事前研修を受けたボランティアリーダー、当日参加のボランティアなど約300人が参加した。

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カワウのアユ食害深刻 県外から次々飛来 対策追いつかず

 大量の魚を食べる“大飯食らい”の水鳥「カワウ」によるアユの被害が鳥取県内の漁業関係者を悩ませている。県や漁協などが、捕獲や追い払いなどの対策を強化するが、カワウに県境はなく、次々と県外から飛来。いたちごっこの状況が続く。アユ釣りなどで誘客を進める町にとっては死活問題。抜本的な対策が必要だが、現在の対策に代わる妙案はなく、行政は対応に苦慮している。

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かつてのイワナの宝庫、今は… 放流外来魚が席巻 長野県【上高地の1世紀 歩みとこれから】

生物と人、共生の道
 「大きなイワナがいる!」。初夏、上高地の小梨平で小川をのぞき込んでいた観光客が声を上げた。ただ、実際はイワナではなく、清流をわが物顔で泳ぐのは欧州原産のブラウントラウトだ。

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ススキ消え、外来雑草繁殖 温暖化でシカ食害急増 兵庫・上山高原

 日本海に面した兵庫県新温泉町・上山高原にあるススキの草原が消え始め、外来種のダンドボロギクなどが生えだしている。専門家は近年急増しているシカの食害を指摘。さらにシカの急増には近年の積雪量減少が背景にあるという。これも気候変動の影響なのだろうか。標高900メートル前後の高原の生態系に起きつつある異変を追った。

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「サケ釣りやめてくれ」不要な魚を道路脇にポイ捨て 釣りファン怒りの投稿が話題「絶対にダメ」「あり得ない」

 北海道在住のツイッターユーザー「masa.K」さん(@masaK90381940)が公開した1枚の写真に驚きの声が広がっています。

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