琵琶湖のアメリカナマズ、堰全開放流で遡上か 成魚14匹捕獲

 滋賀県水産試験場は琵琶湖と瀬田川での特定外来生物アメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)の2021年度の捕獲状況を明らかにした。6月までの定期調査では、瀬田川洗堰(あらいぜき)上流から琵琶湖にかけての捕獲数はゼロだったが、7月から確認された。体長40~50センチの成魚もおり、同試験場の石崎大介主査は「瀬田川洗堰の全開放流に伴い、成魚が洗堰下流から上流に遡上(そじょう)した可能性がある」と指摘。洗堰下流域での成魚の駆除が琵琶湖でのアメリカナマズ繁殖抑制の鍵になるとしている。【庭田学】

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外来種にオオカナダモ 鹿児島県追加指定  対象種は計22種に

 鹿児島県は「指定外来動植物による生態系被害防止条例」の対象種として、新たにツヤオオズアリとオオカナダモの2種を指定し、14日付で告示した。このうち奄美群島に関連するのはオオカナダモのみ。2022年2月1日に施行され規制の効力が発生する。

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プラスチック片、琵琶湖に多数か 専門家指摘「滋賀県調査の1000倍以上では」

 琵琶湖のマイクロプラスチックごみの現状を知る講演会が11日、大津市浜大津4丁目の明日都浜大津で開かれた。講師の田中周平・京都大准教授(環境工学)が、自身の調査を元に「プラスチック破片(プラ片)は県の調査結果よりはるかに多い」と指摘した。

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池の水を抜き魚と格闘! 〝泥臭く〟挑む高専生

 池の水を抜く「かいぼり」が近年ブームとなっている。だがそれは本来、外来種駆除のために行われてきたことではない。江戸時代をピークに、稲作をはじめとする農業用水の貯水池として造成されたため池は、現在も全国に約16万カ所ある。

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大量の水草、今年も川に異常繁殖 昨年1千万円かけ除去したのに

 見渡す限り、どこまでも続く緑。高松市東部を流れる春日川が大量の水草に覆われている。昨年も水草が異常繁殖し、香川県が約1千万円の費用をかけて除去したが、今年は別の水草が大繁殖。頭を抱えながら、再び除去作業に追われている。

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外来カメ駆除に思わぬ待った、市民グループが困惑

 島根県松江市内の河川で市民グループ「まつえワニの会」(遠藤修一代表)が取り組む外来生物アカミミガメの駆除に島根県の漁業調整規則が壁となり、活動継続が見通せない。外来種駆除目的では、わなを仕掛ける許可が下りないからだ。今年は県の自然環境整備事業を請け負う形で、調査名目で許可を得たが今回限りの措置。「こつこつと続けなければ、すぐ増える」と危機感を募らせる。

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バス釣りの楽園・大江川に「アングラーズパーク公園」 釣り具メーカー命名権

 岐阜県海津市は、ブラックバスなどを釣る「アングラー」らが利用する大江川沿いの同市海津町万寿新田の公園「万寿新田ポケットパーク」の命名権(ネーミングライツ)を、釣り具メーカーのジークラック(岐阜市)が取得し、来月1日から愛称を「アングラーズパーク海津」とする、と発表した。

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