「シラウオの行方」アピールへ、AIで鮮度判定

 茨城県行方(なめがた)市は、同市産シラウオの鮮度を人工知能(AI)で判定する試みを始める。鮮度を客観的に示すことで顧客の信頼を得て、ブランド化や高値での取引につなげる狙いだ。漁師による鮮度判定データをAIに蓄積させ、来年夏以降の運用開始を目指す。

“「シラウオの行方」アピールへ、AIで鮮度判定” の続きを読む

「淡水魚かよ」冷ややかな視線を横目に自慢の料理でグランプリ…琵琶湖の漁師、男泣き

 琵琶湖の漁師・中村清作さん(36)  滋賀県高島市マキノ町の海津漁港を拠点に、琵琶湖の魚を取る漁師だ。海の魚に比べ、淡水魚に苦手意識を持つ人は少なくない。「負の印象を一掃したい」と料理コンテストに挑むなど、湖魚の魅力のアピールに力を注いできた。

“「淡水魚かよ」冷ややかな視線を横目に自慢の料理でグランプリ…琵琶湖の漁師、男泣き” の続きを読む

捕食されたウナギの稚魚、エラからニョロリと脱出…「生き残るため細長い形に進化の可能性」

 長崎大(長崎市)は、ニホンウナギの稚魚が別の魚に捕食された後、エラの隙間から脱出するケースを確認したとの研究成果を発表した。同大は、絶滅危惧種のニホンウナギの捕食回避行動が初めて明らかになったとしている。

“捕食されたウナギの稚魚、エラからニョロリと脱出…「生き残るため細長い形に進化の可能性」” の続きを読む

琵琶湖のアメリカナマズ、堰全開放流で遡上か 成魚14匹捕獲

 滋賀県水産試験場は琵琶湖と瀬田川での特定外来生物アメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)の2021年度の捕獲状況を明らかにした。6月までの定期調査では、瀬田川洗堰(あらいぜき)上流から琵琶湖にかけての捕獲数はゼロだったが、7月から確認された。体長40~50センチの成魚もおり、同試験場の石崎大介主査は「瀬田川洗堰の全開放流に伴い、成魚が洗堰下流から上流に遡上(そじょう)した可能性がある」と指摘。洗堰下流域での成魚の駆除が琵琶湖でのアメリカナマズ繁殖抑制の鍵になるとしている。【庭田学】

“琵琶湖のアメリカナマズ、堰全開放流で遡上か 成魚14匹捕獲” の続きを読む

アメリカザリガニの販売や放出規制 改正案提出へ 飼育継続はOK

 アメリカザリガニとアカミミガメ(ミドリガメ)といった生態系などへの影響が深刻な侵略的外来種について、中央環境審議会野生生物小委員会は23日、輸入や販売、野外への放出を規制することを求める答申案を大筋で了承した。飼育を禁止すると大量放棄の恐れがあるため、ペットとして飼い続けることは認める。環境省は新たな規制を盛り込んだ外来生物法改正案を来年の通常国会に提出する方針。

“アメリカザリガニの販売や放出規制 改正案提出へ 飼育継続はOK” の続きを読む

誰かが放流? 海を越えられない淡水エビ 沖縄で個体群を初確認 中国・朝鮮半島に分布

 中国大陸と朝鮮半島に広く分布する淡水エビのカワリヌマエビ類の一種が県内で初めて確認された。琉球大学大学院理工学研究科修士1年の永井大翔さん(海洋自然科学専攻)が、南城市の垣花樋川(ひーじゃー)で9月と10月に発見した。琉球列島での確認も初めて。

“誰かが放流? 海を越えられない淡水エビ 沖縄で個体群を初確認 中国・朝鮮半島に分布” の続きを読む