雪で餌不足?冬の使者コハクチョウ飛来 岐阜・養老町

 冬の使者ともいわれるカモ科の冬鳥「コハクチョウ」が岐阜県養老郡養老町に飛来し、羽を休めている。

 日本野鳥の会岐阜によると、昨年11月末から西濃地方で観察されるように。「雪で餌が取れず、北陸や琵琶湖から飛んで来たかもしれない」と福井強志事務局長(65)。このまま冬を越すとみられるという。

 6日は養老町内の田んぼで幼鳥を含む12羽が落ち穂をつついたり、毛繕いしたりした。日没後、一鳴きして一斉に飛び立つと、V字形の編隊を組んでねぐらに向かっていった。カメラを手に観察した男性(69)=愛知県津島市=は「養老で見るのは初めて。山を背景に羽ばたく姿は見応えがあった」と話していた。

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