“ジャンボタニシ農法”SNSで「バイオテロ」と大炎上も…農水省が明かす「規制しない理由」

 水田の稲などを食べ、農作物や生態系に被害を与える恐れのあるジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)。そんなジャンボタニシを巡って、「生きてる除草剤」と紹介する投稿がSNS上で拡散され、批判を集めた。

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1杯の水で魚の生息状況特定 龍谷大の「環境DNA」分析が日本の川救う

 全国的な河川環境の悪化を背景に龍谷大は福井県立大発のスタートアップ、フィッシュパス(福井県坂井市)と連携し、「環境DNA」分析を用いて河川に生息する魚種を地図上に表示できるアプリの開発に乗り出した。水産資源の「見える化」を徹底し、水産業の振興と生物多様性の保全を目指す。

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淀川のシンボルフィッシュ・イタセンパラ、昨年調査で確認できず 一時繁殖も阻む外来種

 淀川下流に位置し、希少な魚などが生息するワンド群(大阪市旭区)に、国の天然記念物で絶滅危惧種の淡水魚「イタセンパラ」が令和5年の調査で確認できなかったと、大阪府立環境農林水産総合研究所生物多様性センター(大阪府寝屋川市)が1日発表した。

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中国で絶滅したはずのオオサンショウウオが東京と広島にいた! 京大などが発見

 中国で絶滅したとされる世界最大の両生類「スライゴオオサンショウウオ」が日本国内で東京の水族館と広島の動物園で飼育されていることを、京都大学の西川完途教授(動物系統分類学)らが発見した。日本固有種で国の特別天然記念物でもある「オオサンショウウオ」と外来種の交雑状況を調査する過程で分かった。クローン技術と人工繁殖でスライゴオオサンショウウオを保全し、将来的には元の生息地に返すという計画もあるという。

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ニジマス釣り場、再開を断念 岐阜市の長良川、残った魚回収開始

 岐阜市湊町の長良川鵜飼の観覧船乗り場に期間限定で2月1日に開業した管理釣り場(釣り堀)から、ニジマスが大量に流出した問題で、開設した長良川漁業協同組合は2月29日までに、営業再開を断念する方針を県など関係機関に伝え、釣り場に残った魚の回収を始めた。

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平年のわずか3% 琵琶湖のアユ漁獲量激減 昨夏の猛暑原因か

 琵琶湖の湖魚を代表するアユのエリ漁の漁獲量が今年1月現在、平年のわずか3%しかないことが滋賀県の調べで判明した。三日月大造知事は20日の定例記者会見で「大不漁だった2017年を下回る『極端な不漁』で、動向を注視したい」と危機感を示した。昨夏の猛暑による影響で産卵が激減したことが原因とみられる。

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三重の“アイドル”オオサンショウウオを後世へ 生態調査し保護活動

 豊かな自然環境の象徴として、三重県名張市が発信し始めた世界最大級の両生類・オオサンショウウオ。市内の川に生息する在来種は国の特別天然記念物。3000万年前からほとんど姿を変えていない貴重な生物が、私たちの身近な川でゆらりと泳いでいる。世界の人々にも人気がある、三重県の控えめなアイドルを推(お)してみませんか。【久木田照子】

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外来種の遺伝子持つオオサンショウウオ 固有種の危機紹介 「アクア・トトぎふ」

 国の特別天然記念物「オオサンショウウオ」の置かれている状況を知ってもらおうと、岐阜県各務原市の世界淡水魚園水族館「アクア・トトぎふ」で、県内で発見された中国由来の外来種「チュウゴクオオサンショウウオ」の遺伝子を持つオオサンショウウオが展示されている。3月10日まで。

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イタセンパラ、どこへ 淀川水系生息域で確認できず 2023年調査

 国の天然記念物の淡水魚・イタセンパラが、京都府内の木津川や桂川を含む淀川水系のうち唯一生息してきた城北(しろきた)ワンド群(大阪市旭区)で、2023年は確認されなかった。国交省淀川河川事務所が、同年12月に開いた流域委員会で報告した。06年から見つからなくなり、大阪府内の施設で飼育していた淀川産の成魚500匹を13年10月に放流。自然繁殖を繰り返し、18年の稚魚調査では2万767匹と過去最多に達して以降は減少傾向にあり、22年は80匹だった。【小泉健一】

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