【釧路】釧路市内の汽水湖の春採湖で、ウナギが捕獲されたことが27日分かった。ウナギの生息は道内でほとんど確認されておらず、捕獲した自然保護団体が研究機関に依頼してウナギの種類の特定を進める。
釧路市内のNPO法人環境把握推進ネットワークPEGの関係者が、道の許可を得て、特定外来生物のウチダザリガニを駆除していたところ、捕獲用のカゴの中に体長約50センチのウナギが入っているのを見つけた。現在、釧路市立博物館で飼育している。
同博物館などによると、ウナギは近年、北海道南西部での発見例はあるが、釧路管内では1970年代に捕獲された記録があるものの長年見つかっていなかった。