25万匹中1匹だけ…コバルトブルーのビワマス 養殖業者「初めて」

 滋賀県醒井養鱒(さめがいようそん)場(米原市上丹生)で鮮やかなコバルトブルーになった琵琶湖固有種のビワマスが公開されている。突然変異で青くなったとみられるが、ほかのビワマスに交じって元気に泳いでいる。

 ビワマスは通常銀色で背中は黒っぽいが、2022年秋に同養鱒場で生まれた25万匹の中でこの一体だけが青色になった。同養鱒場によると、ニジマスやアマゴは過去に青い個体が確認されているが、ビワマスでは初めてだという。現在体長は約30センチで、養鱒場内の飼育池で通常のビワマス約1000匹と一緒に育てられている。

 桑村邦彦場長は「新緑にコバルトブルーの体が映える。ここでしか見ることができないので、ぜひ見に来てもらいたい」と話した。

 同養鱒場では12日にマス釣り体験などができる「新緑ます祭」も予定している。【長谷川隆広】

+Yahoo!ニュース-ライフ-毎日新聞