【深層リポート】長野発 国が令和2年に導入した「流域治水」の概念により、ダムや堤防で囲った中だけでなく、田んぼや緑地なども含めた流域全体で暴れる水をなだめることになり、合わせて生態系保護の視点が強調された。元年の台風19号で想定を超す水が流れ込んだ国内最長の千曲川(信濃川)では、現在、河川整備計画の見直しが進められているが、この精神を尊重した追記が随所にみられる。人命や財産を守るだけでなく、生き物の住みやすさも両立する水辺づくりが本格化している。
“災い転じ生き物に優しい水辺へ 「流域治水」機に変わる川” の続きを読む鳥取の水辺の環境を守る。“九州のさかなクン”が目指す多様な生物を未来に残す活動
18歳の時、有明海の絶滅危惧種を保護する「やながわ有明海水族館」(福岡県柳川市)の館長に就任した“九州のさかなクン”こと、小宮春平さん。
“鳥取の水辺の環境を守る。“九州のさかなクン”が目指す多様な生物を未来に残す活動” の続きを読むそのドジョウ、在来? そっくりな「大陸系」知らぬ間に置き換わり
「外来種」はカミツキガメやアライグマなど、見た目ですぐわかるものだけではない。日本人が親しんできた淡水魚のドジョウ(マドジョウ)の生息状況をよく調べてみたら、そっくりの大陸産ドジョウに、いつの間にやら置き換わっていた。そんなことが、関東や近畿地方で、すでに起きてしまっているという。
“そのドジョウ、在来? そっくりな「大陸系」知らぬ間に置き換わり” の続きを読むハクチョウに絡まった釣り糸外れる 仙台・与兵衛沼
仙台市宮城野区の与兵衛沼で、釣り糸が絡みついて苦しそうだったオオハクチョウの幼鳥が、県仙台地方振興事務所の自然保護委員によって糸を外され、元気な姿に戻った。
“ハクチョウに絡まった釣り糸外れる 仙台・与兵衛沼” の続きを読む外来魚調査、水くむだけ!? 熊本市の江津湖 皮膚や分泌物、ふん…「環境DNA」で駆除効果検証
熊本市は本年度、江津湖で、水中に含まれる魚類のDNAを活用した生息状況調査を進めている。「環境DNA調査」と呼ばれる新たな手法で、市が実施するのは初めて。江津湖に生息する外来魚の全体像を推定し、電気ショッカー船で実施している外来魚駆除の効果を検証する。
“外来魚調査、水くむだけ!? 熊本市の江津湖 皮膚や分泌物、ふん…「環境DNA」で駆除効果検証” の続きを読む北極振動が琵琶湖に影響 ミジンコ成長と周期性一致 滋賀県立大など
北極域の気候が琵琶湖のミジンコに影響している――。滋賀県立大環境科学部の伴修平教授と劉鑫(りゅうきん)特任研究員が滋賀県水産試験場などとの共同研究で、「北極振動」という気象現象が琵琶湖の動物プランクトン成長・増加量に関連していることを突き止めた。滋賀県立大が発表した。同様の現象は欧州でも確認されているが、極東アジアでは初めてという。琵琶湖の生態系は地球規模の気象の影響も受けていることが裏付けられた。【庭田学】
“北極振動が琵琶湖に影響 ミジンコ成長と周期性一致 滋賀県立大など” の続きを読む絶滅危惧のサラマンダーを救えるか、紙幣にもなったメキシコ文化を象徴する生物
人気者の生息地を回復へ、住民の努力
メキシコに、奇妙な両生類のラベルが貼られた地ビールがある。描かれているのは羽のようなエラを持つメキシコサラマンダー(アホロートル)、日本ではウーパールーパーの名でかつて人気を博した絶滅危惧種だ。
魚を釣ったら庶民は島流し、武士は切腹!? 知られざる日本の釣りの歴史
日本の対象魚の多様さ、それらに合わせた釣法技術の確立、釣具の進化などから、世界的にみて日本人の釣りは屈指の洗練度を誇るとも言われている。
“魚を釣ったら庶民は島流し、武士は切腹!? 知られざる日本の釣りの歴史” の続きを読むワカサギ釣っても食べないで/米軍・消火用水流出/条件付きで再開容認/三沢市
米軍三沢基地から有害物資を含む消火用水が流出した可能性がある事態を受け、営業を中止した姉沼(青森県東北町)の氷上ワカサギ釣りについて、三沢市は14日、再開を了承すると発表した。釣った魚を食用にしないことが条件。ワカサギ釣りの運営団体「青森フィッシングガイド」が再開を要望していた。団体は「15日に再開する」と述べた。
“ワカサギ釣っても食べないで/米軍・消火用水流出/条件付きで再開容認/三沢市” の続きを読む琵琶湖の三大問題「深呼吸」、水草、外来種についてのセミナー オンラインで
琵琶湖の三大問題について考える「新琵琶湖学セミナー」が1月22日からオンラインで開催される。(びわ湖大津経済新聞)
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