イタセンパラ、どこへ 淀川水系生息域で確認できず 2023年調査

 国の天然記念物の淡水魚・イタセンパラが、京都府内の木津川や桂川を含む淀川水系のうち唯一生息してきた城北(しろきた)ワンド群(大阪市旭区)で、2023年は確認されなかった。国交省淀川河川事務所が、同年12月に開いた流域委員会で報告した。06年から見つからなくなり、大阪府内の施設で飼育していた淀川産の成魚500匹を13年10月に放流。自然繁殖を繰り返し、18年の稚魚調査では2万767匹と過去最多に達して以降は減少傾向にあり、22年は80匹だった。【小泉健一】

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松くい虫被害、近年急増 沖縄・恩納村で立ち枯れ深刻 防除対策しても歯止め効かず

 リュウキュウマツの松くい虫被害が県内で深刻化している。恩納岳や隣の石川岳では、広範囲にわたって松が赤くなって立ち枯れしている様子がはっきり分かる。恩納村は毎年、被害木を切り倒して焼却するなど防除対策しているが、歯止めがきかない状態だ。(北部報道部・下地広也)

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外来植物の分布拡大懸念 奄美大島 自然を考える会が駆除経過など確認

 「奄美の自然を考える会」(森山力藏会長)は14日、鹿児島県龍郷町の国道沿いや山間部などで、外来植物「センダンキササゲ」の分布状況や、昨年11月に環境省などと共に行った駆除作業の経過状況を確認した。近年は奄美大島でも分布域が広がりつつあり、一部地域では奄美大島の固有種「アマミクサアジサイ」の自生地も脅かされているとして、参加者からは拡大防止へ向け駆除継続を訴える声も聞かれた。

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「クマが東京23区内に現れる日も遠くない」アライグマやハクビシンまで都会に出没する理由

「人がクマに襲われた」というニュースが頻繁に流れてくるようになった。なぜ害獣は増え続けるのか?今回は害獣と人間がせめぎ合う最前線を訪ねた。

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畑だけでなく民家の庭まで被害に…大増殖する害獣「キョン」とは?“高級食材”として一匹6万円で取引されることも

「人がクマに襲われた」というニュースが頻繁に流れてくるようになった。しかし害獣はクマ以外にもたくさんいる。今回は害獣と人間がせめぎ合う最前線、千葉県君津市を訪ねた。

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川底から伸びた特定外来生物ツルヒヨドリ 白い花から実がなる 沖縄・名護市

 【名護】驚異的な繁殖力を持つつる性のツルヒヨドリ(キク科)が、名護市の大浦川に架かる「ハイシ橋」付近で白い花から結実しているのが12月26日に観察された。ツルヒヨドリは南北アメリカの熱帯地域原産で、特定外来生物に指定されている。

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特定外来生物「コクチバス」岐阜市の長良川で初確認 8月、御料場の上流

 岐阜県内の木曽三川で確認が相次いでいる魚食性の高い特定外来生物「コクチバス」が今年8月、岐阜市の長良川で見つかっていたことが分かった。成魚1匹が動画に映っており、正式に県が確認すれば、岐阜市では初で、長良川本流では3例目になる。

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大型外来魚レイクトラウト 本栖湖で175匹捕獲 初確認から1年 山梨県

 生態系への悪影響が懸念される大型外来魚レイクトラウトが本栖湖で初確認から1年、山梨県の調査でこれまでに175匹が捕獲されたことが分かりました。県は、湖での繁殖が裏付けされたとし、駆除に向け、産卵場所の特定など本格調査に乗り出す方針です。

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