大型外来魚レイクトラウト 本栖湖で175匹捕獲 初確認から1年 山梨県

 生態系への悪影響が懸念される大型外来魚レイクトラウトが本栖湖で初確認から1年、山梨県の調査でこれまでに175匹が捕獲されたことが分かりました。県は、湖での繁殖が裏付けされたとし、駆除に向け、産卵場所の特定など本格調査に乗り出す方針です。

 レイクトラウトは、繁殖力の強さと寿命の長さが特徴の北米原産の大型外来魚で、去年11月、本栖湖で国内2例目となる生息が確認されました。

 県は生態系への悪影響を懸念し、今月上旬までに26回調査を行い175匹を捕獲。胃の内容物からヒメマスなどほかの魚の捕食を確認したほか、レイクトラウトの体長が24cmから93cmで、個体ごとに異なることから本栖湖での繁殖が裏付けされたということです。

 県はレイクトラウトの完全駆除へ、来年度、本格的な生態調査に乗り出す方針で、捕獲した個体に発信機を取り付け追跡し、産卵場所の特定などを進めるということです。

+Yahoo!ニュース-地域-YBS山梨放送