アユの天敵とされる「コクチバス」完全駆除目指す協議会設立 24年度までに強い電流を流すボート追加等 岐阜

 岐阜県特産のアユの天敵とされる特定外来生物「コクチバス」の完全駆除を目指す協議会が設立されました。

 長良川で2023年5月に初めて確認された北米原産の特定外来生物「コクチバス」は、特産のアユの食害や生態系への影響が心配されています。

 12月26日、県などの行政機関や漁業関係者などによる「コクチバス駆除対策推進協議会」の初めての会合が開かれ、長良川では2025年度、木曽川・揖斐川では26年度の完全駆除を目指す方針が示されました。

 2024年度までに水中に強い電流を流して魚を駆除する「電気ショッカーボート」を4隻追加するほか、コクチバスが発見された場所をデータベース化してより効率的な駆除を進めるということです。

 県はコクチバスの生息が確認された郡上市と美濃市のため池の水を抜くなどして、これまでに3147匹を駆除しています。

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