飼育認める新規制提案 ミドリガメとアメリカザリガニ 中環審小委

 中央環境審議会(環境相の諮問機関)の小委員会は5日、外来種のアカミミガメ(ミドリガメ)とアメリカザリガニについて、既にペットとして飼われている個体の飼育を認め、輸入や販売、放流を規制する新たな仕組みの創設を求める答申案を大筋で了承した。

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特定外来生物アルゼンチンアリ、多数の生息を確認 岐阜では9年ぶり 農作物に被害及ぼす恐れ

 岐阜県は1日、可児市瀬田と同市石井で、特定外来生物「アルゼンチンアリ」の生息を確認したと発表した。県内では2007年の各務原市、12年の加茂郡坂祝町に続き3例目の確認。毒性はないが、在来種を駆逐し、農作物への被害を及ぼす恐れがあるとして、警戒を呼び掛けている。

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鹿児島県・宮古崎トンネル安全協、地域の生態系保護に一役 16人参加、「ボタンウキクサ」駆除

 鹿児島県の県道名瀬瀬戸内線宮古崎トンネルの施工業者らでつくる「宮古崎トンネル安全協議会」は30日、奄美市名瀬小宿の河川で特定外来生物「ボタンウキクサ」を駆除した。参加者16人が環境省に指導を仰ぎながら、90リットルのごみ袋150袋分を駆除。地元の生態系保護に一役買った。

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生態系に悪影響、駆除のウチダザリガニを料理に 道東の厚岸翔洋高生が研究

別寒辺牛湿原に生息の特定外来種
 【厚岸】厚岸翔洋高3年生の3人が、町内の別寒辺牛湿原を流れる河川で繁殖する特定外来種ウチダザリガニを使った料理の研究開発に乗り出した。生態系に悪影響を与えるため駆除されるザリガニを、きれいな水を入れた水槽で飼うことで泥臭さを抜いて食材への活用を目指す。

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「子供に喜んでもらうため放流」のオタマジャクシが特定外来生物? 環境省注意、自治会は駆除作業

 沖縄県宜野湾市の宇地泊(うちどまり)区自治会が、子供たちを連れて同市の「しちゃばる公園」付近にオタマジャクシを放流したことについて、特定外来生物であるシロアゴガエルの幼生だった可能性が高いとして、環境省沖縄奄美自然環境事務所から注意を受けていたことが分かった。

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天然記念物のカメ2種を「人為的交配」か 沖縄で雑種発見、遺伝子汚染の可能性

 国指定天然記念物のリュウキュウヤマガメとセマルハコガメの雑種とみられるカメが今年に入って沖縄県内で2匹見つかった。リュウキュウヤマガメは沖縄本島北部や渡嘉敷島、久米島、セマルハコガメは石垣島や西表島を本来の生息域としており、何らかの人の手が加わったとみられる。識者は人為的な影響で在来種の遺伝子が損なわれる「遺伝子汚染」が進むと警鐘を鳴らす。

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大阪でヒアリ1000匹以上 集団形成で女王アリも 人工島「咲洲」で

 大阪府は28日、大阪市住之江区の人工島「咲洲(さきしま)」で8~9月、強毒の外来種「ヒアリ」1000匹以上を確認したと発表した。コロニー(集団)も形成されており、女王アリ4匹も見つかった。府内での発見は2017年7月に大阪港で初確認されて以来11例目。

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セアカゴケグモに注意 富山で7~8月3匹確認

■県外、かまれたケースも
 神経毒を持つ特定外来生物「セアカゴケグ」の発見が、富山市内で相次いでいる。7~9月に3匹が立て続けに確認され、県内での確認は2017年以降10例となった。国内では、半袖などの薄着になる6~10月にかまれるケースが報告されている。県は「見つけたら自治体に連絡してほしい」と呼び掛けている。

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