大阪でヒアリ1000匹以上 集団形成で女王アリも 人工島「咲洲」で

 大阪府は28日、大阪市住之江区の人工島「咲洲(さきしま)」で8~9月、強毒の外来種「ヒアリ」1000匹以上を確認したと発表した。コロニー(集団)も形成されており、女王アリ4匹も見つかった。府内での発見は2017年7月に大阪港で初確認されて以来11例目。

 府によると、8月23日の港湾業者の調査で、咲洲内にあるコンテナヤード付近の側溝に約300匹がいるのが見つかった。9月22日には環境省などが現地調査し、近くで新たに1000匹以上が地中へ出入りしているのが確認された。

 府は「ヒアリは刺されると痛みや発熱などが起こる。ヒアリが確認された場所などには殺虫餌を置き、咲洲に定着しないよう継続的な周辺調査も進めていきたい」としている。【古川幸奈】

+Yahoo!ニュース-国内-毎日新聞