サルにアライグマ…住宅街に出現! 有明海の養殖ノリがピンチ 「視聴者投稿ニュース」【佐賀県】

 視聴者から寄せられた投稿を交えこの1年を振り返るシリーズ。 28日は住宅街に現れた動物と、かつてない不漁となっている養殖ノリです。

 今年も多くの投稿が寄せられた動物といえば…サル。 住宅街に現れ、庭先の果物を食べ荒らすほか、幼児など、人が攻撃されるケースもありました。

 8月佐賀市の空き家に設置された罠にかかったアライグマ。 住宅地での捕獲頭数は年々増加傾向で、佐賀市の住宅街だけで今年、100匹以上が捕獲されました。

 佐賀市の庭先に現れたのは外来種「ミシシッピアカミミガメ」 近くの川から突然訪れ、無断で庭で穴掘り。3~4個の卵を産みつけてその場を去っていきました。

 そして、こんな動物も。 白石町で撮影されたのはイタチの姿。庭の木にのぼりカキをほおばっていたということです。

一方、今年深刻な影響が出ているのが有明海の養殖ノリです。

【電話:土井由美さん】 「ノリ網にノリがついていない…」

投稿を送ってくれた小城市芦刈町のノリ漁業者の女性に会いに行きました。

【土井由美さん】 「ノリがない」

20年連続の生産量日本一を目指す今シーズンのノリですが、解禁当初から質の悪さを感じていたといいます。漁場のノリ網を見るとわずかながらノリがついているのがわかります。しかしその色は、例年とは違う色。

【土井由美さん】 「主人もこんなことなかったと。おじいちゃんも言う。もうびっくりです。秋芽網ノリは半分も絶対取れてない。しかも質が悪いので、1回目の入札で札が入らないこともあった」

原因は、大量に発生したプランクトンとみられ、漁業者は年明けから張り込みが始まる冷凍網ノリに期待をかける状況です。

【土井由美さん】 「もう神頼みです」

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