水に浮かぶ600匹の死がい 栃木県の渡良瀬遊水地でハクレン大量死

国土交通省利根川上流河川事務所は20日、栃木市藤岡町内野の渡良瀬遊水地内の池内水路で、コイ科のハクレン500~600匹が死んでいるのが見つかったと発表した。担当者は「ここ数日の水温の変化で、水中の酸素濃度が低下したことが影響したと考えられる」としている。

同事務所によると、19日午後、巡視員が西谷中橋から東谷中橋までの約2キロの区間で水面に浮いている死がいを見つけた。遊水地内の見回りは平日に行っており、先週末の時点では異常はなかった。

同事務所は20日、水路の水を採取し、詳細な水質調査を始めた。腐敗臭の防止のため、21日にハクレンの死がいを回収する。

渡良瀬遊水地では3月にも干し上げ中の谷中湖で大量のハクレンが死んでいるのが見つかった。水質に異常はなかったという。

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