ちゅー目スポットも紹介ちゅー 珍重、害獣…ネズミの多様さ紹介の企画展

 滋賀にまつわるネズミのあれこれを紹介する企画展示「ねずみ!子!ネズミ‼」が滋賀県草津市下物町の琵琶湖博物館で開かれている。今年のえとにちなんだ特産野菜や伝承を記したパネルのほか、「海狸鼠(かいりねずみ)」の別名がある体長約50センチの外来種ヌートリアの剝製など約10点を展示している。


 江戸時代のガイド本「近江名所図会」で紹介されている三井寺の僧の恨みから生まれた鉄ネズミの伝承をはじめ、近江八幡市の「ねずみ岩」や、伝統野菜「山田ねずみ大根」の産地の草津市北山田町など県内のネズミにまつわるスポットをパネルで紹介している。
 また、江戸時代から昭和初期にかけて蒔絵筆の材料として毛が珍重されたという湖国のクマネズミやドブネズミ、琵琶湖水系の生態系を脅かす特定外来生物ヌートリア、体長約7センチのカヤネズミなどの剝製も展示され、ネズミの仲間の多様さを伝える。
 19日まで。入館料が必要。
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