アメリカ原産のトカゲ、沖縄で生息拡大 侵入経路はペットや米軍か 那覇など5市町で1万1315匹捕獲

 生態系等に重大な被害を及ぼす恐れのある特定外来生物のトカゲ「グリーンアノール」が沖縄県内で生息数を増やしている。県が2016年度から実施している捕獲調査では、那覇市や八重瀬町など5市町で1万1315匹を捕獲。このうち全体の94・0%に当たる1万641匹が那覇で捕獲された。在来種との餌の奪い合いや希少種の捕食などで生態系への影響が懸念され、県は緊急に対策を講じる構えだ。(社会部・東江郁香)

“アメリカ原産のトカゲ、沖縄で生息拡大 侵入経路はペットや米軍か 那覇など5市町で1万1315匹捕獲” の続きを読む

そのドジョウ、在来? そっくりな「大陸系」知らぬ間に置き換わり

 「外来種」はカミツキガメやアライグマなど、見た目ですぐわかるものだけではない。日本人が親しんできた淡水魚のドジョウ(マドジョウ)の生息状況をよく調べてみたら、そっくりの大陸産ドジョウに、いつの間にやら置き換わっていた。そんなことが、関東や近畿地方で、すでに起きてしまっているという。

“そのドジョウ、在来? そっくりな「大陸系」知らぬ間に置き換わり” の続きを読む

「琵琶湖に迷惑をかけた」上皇陛下が漁業関係者にどうしても伝えたかった”謝罪”の中身

2007年に滋賀県大津市で開かれた第27回全国豊かな海づくり大会の式典で、平成の天皇は驚きの発言をした。静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは「異常繁殖したブルーギルが琵琶湖の在来魚を減らしていたことに対し、『ブルーギルは50年近く前、私が米国より持ち帰りました』と語り、『心を痛めています』と悔悟の念を明かされた」という――。

“「琵琶湖に迷惑をかけた」上皇陛下が漁業関係者にどうしても伝えたかった”謝罪”の中身” の続きを読む

もはや「環境テロ」…外来種を池に放つ、違法な「密放流者」との知られざる戦い

地域の環境や生物多様性に多大な影響を与える「侵略的外来種」。日本でも貴重な在来種や絶滅危惧種が脅かされる事例が多々見られる。テレビ番組『池の水ぜんぶ抜く大作戦』(テレビ東京系)にも出演している久保田潤一氏の新刊『絶滅危惧種はそこにいる』から、そんな侵略的外来種を意図的に池に放つ「密放流者」との知られざる戦いについてお伝えしよう。

“もはや「環境テロ」…外来種を池に放つ、違法な「密放流者」との知られざる戦い” の続きを読む