ヒアリ対策強化へ 外来生物法の改正案を閣議決定

 政府は1日、強い毒を持つヒアリについて、拡散を防ぐため速やかな対策ができるよう定めた外来生物法の改正案を閣議決定しました。

 環境省によりますと、今まではヒアリの確認のために行う立ち入り調査には強制力がなく、土地の持ち主が不在の時や隣接する土地の生息調査には時間がかかる場合があり、その間にヒアリが広がる恐れがありました。

 1日に閣議決定された外来生物法改正案では特定外来生物への規制を広げ、新たに「要緊急対処特定外来生物」を政令で決められる仕組みを作ります。

 そのうえで、ヒアリを「要緊急対処特定外来生物」に指定し、確認前の立ち入り調査や、周囲の土地・施設への調査を可能にするということです。

+Yahoo!ニュース-国内-テレビ朝日系(ANN)