外来種の遺伝子持つオオサンショウウオ 固有種の危機紹介 「アクア・トトぎふ」

 国の特別天然記念物「オオサンショウウオ」の置かれている状況を知ってもらおうと、岐阜県各務原市の世界淡水魚園水族館「アクア・トトぎふ」で、県内で発見された中国由来の外来種「チュウゴクオオサンショウウオ」の遺伝子を持つオオサンショウウオが展示されている。3月10日まで。

 オオサンショウウオは世界最大級の両生類で、日本固有種。県内の河川にも生息しているが、下呂市の菅田川で昨年8月、初めてチュウゴクオオサンショウウオとの交雑個体が確認された。県内では各務原市の木曽川でも見つかっている。

 固有種は黒く大きな斑紋が特徴で、交雑個体は色が薄く、黒い斑紋も細かいが、正確に判別するには遺伝子鑑定が必要だ。県内の交雑個体は人為的に持ち込まれた可能性が高いといい、今後増加して固有種が減少することが懸念される。

 今回は、菅田川で見つかった全長70センチと100センチの交雑個体2匹を展示している。飼育担当の田上正隆さんは「オオサンショウウオにとって危機的な状況であることを多くの人に知ってほしい」と話している。

 問い合わせは、同館(0586・89・8200)。

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