国内2例目 本栖湖で「レイクトラウト」の生息を確認 肉食で生態系への影響を懸念 県が放流などを禁止 山梨県

 適切な管理が必要な外来種「レイクトラウト」の生息が、本栖湖で確認された。山梨県は、この魚の放流や持ち出しを禁止とし、生態調査や駆除を行う予定だ。

 県などによると、本栖湖で生息が確認されたのは、北アメリカ大陸原産の大型のマス「レイクトラウト」だ。適切な管理が必要な産業上重要な外来種、「産業管理外来種」に指定されている。肉食であることから、本栖湖の生態系への影響が懸念されるという。

 国内での生息例は、栃木県中禅寺湖に続き2例目で、釣り人などが「密放流」した可能性があるという。県などは15日からレイクトラウトの放流や持ち出し、釣り上げた場合のリリースを禁止した。

 県などは今後、生息実態を調査し駆除する方針だ。センターは「勝手な放流は、生態系を壊すリスクがあることを認識してほしい」としている。

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