絶滅危機の貴重な生物を紹介する企画展「増える生き物 減る生き物」 幻の魚・ヤマノカミも展示【武雄市】

 身の回りで増えている外来種や、絶滅の危機にある貴重な生物などを紹介する企画展が武雄市の県立宇宙科学館で開かれています。

 この企画展は、種の保存や生態系について理解を深めてもらおうと開かれたもので身の回りで増えている外来種5種と絶滅危惧種8種を見ることができます。こちらは、蚊の幼虫であるボウフラを駆除するために1916年に日本に持ち込まれた外来種の魚「カダヤシ」です。繁殖率が高く増え続けていてメダカの天敵とされています。こちらは、有明海に注ぐ河川にしか生息しない幻の魚「ヤマノカミ」です。河川の改修などが原因で減少しているということです。

県立宇宙科学館研究交流部 増田直久さん:「外来種が増えて在来種が減って人間生活や生態系がどういう風に変わっていくのかという現状を知ってほしい」

 このほか、絶滅の危惧にある固有種の標本や植物などが展示されています。企画展は今月26日まで開かれています。

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