「池の水全部抜く作戦」から2年…大量のブルーギル等駆除された池で別の外来種が“大繁殖”

 2023年7月、岐阜県郡上市の「ため池」で特定外来生物の「コクチバス」を一斉に捕獲した。生態系を脅かす「特定外来生物」は全国で見つかっていて、名古屋市では、2021年に名東区の猪高緑地で「池干し」をした。また、2022年には千種区の東山新池で、県の条例で「在来種を圧迫する存在」とされている「スイレン」を抜く活動が行われた。時が経ち、その場所はどうなっているのか、その後を追った。

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埼玉で話題、謎のハクチョウ飛来 本来国内にいない種か 群れからはぐれたのではなく、飼育場から逃げた可能性 飼い主は名乗り出て、早く保護して 人が接近しても逃げず

 9月末ごろから、埼玉県春日部市中心部を南北に貫く古利根川に2羽のハクチョウが飛来し、話題になっている。専門家によると、本来国内に分布しない外来種のコブハクチョウとされ、飼育されていた個体が迷い込んだ可能性が高いとされる。

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本当に悪者? 50年かけて都会に順応した「ワカケホンセイインコ」、最新研究からわかった驚きの生態

 都会の空に舞う、鮮やかなグリーンの大きな鳥――。気づけば、東京都や神奈川県などで目撃されるようになったのが、インド南部やスリランカが原産のワカケホンセイインコだ。

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絶滅危惧オニバス開花 13年ぶり確認 ボランティアら、外来種の除去継続 専門家「努力の成果」 薩摩川内

 鹿児島県薩摩川内市寄田町の小比良池で、絶滅危惧種のオニバスが花を咲かせた。近年は外来種の繁殖で開花が確認されていなかったが、ボランティアらが除去作業を実施してきた。専門家は「希少な植物を守ろうと努力してきた成果」と話す。

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ヤンバルクイナ、名護で初確認 天敵減り生息範囲広がる 沖縄県設置のカメラに写る

 世界自然遺産登録地のやんばるの森に生息する国指定天然記念物のヤンバルクイナが今年7月、沖縄県名護市源河の山中で確認されていたことが26日、分かった。県が設置するマングース対策用のカメラに写っていた。1981年に新種として発見されて以降、同市で正式に見つかったのは初めて。(北部報道部・松田駿太、社会部・普久原茜)

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スマホとStarlinkで西表島の生き物を守れ、KDDIや沖縄セルラーらが新たな環境保護の取り組み

 KDDIと沖縄セルラー、バイオームの3社は、沖縄県西表島でスマートフォンや「Starlink」を活用した外来種調査を実施した。得られた情報は、西表島の生態系の保護などに役立てられる。

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五島列島だけに生息する新種のカエル発見! 長崎女子短大・松尾教授ら共同研究 学会論文に掲載

 “カエル先生”として知られている長崎女子短大(長崎市弥生町)の松尾公則教授(72)らが五島列島に生息するカエルを新種と確認した。「ゴトウタゴガエル」(和名)として8月に日本爬虫両棲(はちゅうりょうせい)類学会の学会誌に論文が掲載された。

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一時は絶滅宣言も…ニュージーランドの飛べない鳥「タカへ」が“奇跡の復活”

 19世紀末に一度は絶滅が宣言されたニュージーランドに生息する虹色の飛べない鳥「タカヘ」。1948年に再発見され、それ以来、粘り強い保護・繁殖活動が続けられてきた。

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