鹿児島県奄美大島中南部の奄美中央林道で23日、エコツアーガイドが案内するウオーキングイベントがあった。約20人が参加し、11キロの山道を歩いて希少な動植物の観察を楽しんだ。環境省の重点対策外来種に指定されているセイタカアワダチソウの除去作業も行い、身近な自然と環境保全に理解を深めた。
かいぼりでジュンサイ60年ぶり復活…東京・八王子の池
全国各地の池や堀で、水を一時的にすべて抜いて天日干しする「かいぼり」が行われている。最近はテレビ番組でも特集されるほど注目されているが、そもそも、なぜかいぼりをする必要があるのだろうか。(科学部 天沢正裕)
外来魚駆除せず、経費を不正受給か 能登川漁協が元准組合員を告訴
外来魚駆除経費17万円を不正受給したとして、滋賀県の能登川漁業協同組合が18日、詐欺の疑いで、元准組合員を滋賀県警東近江署に告訴したと、滋賀県漁協連合会が発表した。実際は駆除していないのに500キロを駆除したと申告していたという。同署は告訴状を同日受理した。
外来種のホテイアオイが異常繁殖 高松の川面、緑一色に
高松市内を流れる春日川で、ホテイアオイが異常繁殖し、川面を緑一色に覆い尽くしている。ここまで大規模に繁殖したことは過去になく、高松土木事務所が除去作業を進めている。
このまま居着くかな? 由良川にコブハクチョウ飛来
京都府福知山市筈巻の由良川で、このところ白鳥1羽の姿が見られる。野鳥に詳しい市自然科学協力員会の大槻浩さんによると、種類はコブハクチョウで、「野生の個体が福知山で観察されるのはおそらく初めてでは」という。
鳴門でコウノトリを育む餌場づくり 参加者が淡水魚について学ぶ
徳島県鳴門市大麻町で11月7日、国の天然記念物コウノトリの餌の確保を目指すボランティアチームの第2回研修会「淡水魚を学ぼう」が開催された。(徳島経済新聞)
半月形の頭部を持つヘビ? 切断しても再生し、両方生き続ける生物が米国で話題に
──バージニア州で、半月形の頭部を持つヘビのような30センチほどの生物が見つかり、話題になった..
11月2日「特定外来生物」指定 “ザリガニ” もう飼えない? 静岡
生態系に悪影響を及ぼす恐れがあり、家庭での飼育や販売が禁止される特定外来生物。私たちも馴染みが深いザリガニが、11月2日からその「特定外来生物」に指定されました。
マングースの捕獲数減でヤンバルクイナの生息域が回復 2026年度までに「完全排除」目指す
国と沖縄県のマングース防除事業で沖縄本島北部の個体数が減り、ヤンバルクイナなどの希少種の生息域が回復している。環境省と県が2019年度に捕獲したマングースは39匹。前年度より10匹多いが、最も多かった07年度(619匹)の約16分の1に減った。防除が進んだことでこの地域にいるマングースの数が減ったためとみられる。環境省沖縄奄美自然環境事務所と県自然保護課がまとめた。
犯人は生き物好き?池にブラックバスを放つ謎
「生き物好き」という言葉がよく聞かれる。生き物に対する知識を持ち、飼育・繁殖などの技術のある人も珍しくない。ただし自分勝手な愛をこじらせ、暴走させ、生き物を悪用した卑劣な?犯罪?を引き起こしてしまう人もいるのをご存じだろうか。その被害は取り返しがつかない。朝日新聞科学医療部の小坪遊氏著『「池の水」抜くのは誰のため? ――暴走する生き物愛』を一部抜粋・再構成し、知られざる事件と意外な展開を紹介する。