京都府福知山市筈巻の由良川で、このところ白鳥1羽の姿が見られる。野鳥に詳しい市自然科学協力員会の大槻浩さんによると、種類はコブハクチョウで、「野生の個体が福知山で観察されるのはおそらく初めてでは」という。
コブハクチョウは、ヨーロッパなどに分布する外来種。国内では、移入されたものが野生化し、現在はほぼ全国で確認されている。
越冬するためシベリアから日本海側の湖沼に渡来するコハクチョウとは異なり、遠距離の移動はそれほどなく、このまま長く居着く可能性もあるという。
地元の70代の男性によると、1週間前の6日から姿を確認。それからほぼ毎日のように農作業の合間に、近所の人たちと遠くから見守っている。
コブハクチョウは時折、水面に顔をつけて水草を食べ、羽を休めている。
+Yahoo!ニュース-地域-両丹日日新聞