クビアカツヤカミキリ 柏で千葉県内初確認 倒木などの恐れ「すぐ駆除を」 特定外来生物

 千葉県は11日、柏市内の桜の木で特定外来生物の「クビアカツヤカミキリ」が県内で初めて確認されたと発表した。幼虫が樹木内部を食い荒らし、倒木などの被害が発生する恐れがあり、県は発見したらすぐに駆除するよう呼びかけている。

 県生物多様性センターによると、クビアカツヤカミキリは中国などが原産でカミキリムシの仲間。2012年に愛知県で初めて確認され、18年に特定外来生物に指定された。埼玉や茨城など隣県では既に生息が確認されている。

 成虫は通常のカミキリムシより大きく、胸の背面が赤いことが特徴。幼虫は桜や梅などの樹木内部に寄生し、外部にふんと木くずを排出する。人には被害を与えない。

 昨年10月に柏市内の桜の木で排せつ物を発見。DNA分析の結果、1月にクビアカツヤカミキリと確定した。

+Yahoo!ニュース-地域-山形新聞