今秋のヒメマス釣り解禁を見送った本栖湖 春の解禁に向け幼魚3万匹を放流

 外来魚が繁殖した影響で試し釣りで1匹も釣れず、今年秋のヒメマス釣りの解禁を見送った本栖湖に約3万匹のヒメマスが放流されました。

 本栖湖では北米原産の外来魚=レイクトラウトによるヒメマスの食害が深刻な問題になっていて10月の試し釣りで1匹も釣れず本栖湖漁協は秋のヒメマス釣りの解禁を今年、初めて見送りました。

 漁協は来年春にはヒメマス釣りを復活させようと19日に約3万匹を放流しました。

 放流したのは卵からかえって間もない約60gの幼魚で、富士吉田市の業者が静岡県内で養殖しました。

本栖湖漁業協同組合 伊藤正一組合長:
「ヒメマス釣りをすごく楽しみにしているお客さんも多いので、春には解禁できるような状態に持って行ければなと思っています」

 繁殖が進んでいるとみられるレイクトラウトは本栖湖では放流やリリースが禁止され県などは釣り上げた際は漁協へ持ち込むよう呼びかけています。

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