湧水池から10センチ超のブルーギル発見… 外来種「持ち込まれた可能性高い」 秦野市の公園「放流しないで」

 水生生物の生態確認と外来種の駆除を目的とした生物調査が9日、今泉名水桜公園(神奈川県秦野市今泉)で行われた。ボランティアら約30人が網を片手に、深いヘドロに苦戦しながら希少な在来種を探した。

 調査では県水産技術センター内水面試験場や東海大の協力を得て、湧水池でザリガニ約30匹、大型のコイ4匹などの外来種を捕獲。在来種のヌカエビをはじめ、モツゴやアブラハヤ、モクズガニなども確認できた。

 その中で体長10センチを超える外来種のブルーギル1匹が発見されると驚きの声が上がった。関係者は「この池での発見は初めて。外の河川とつながっていないので人為的に持ち込まれた可能性が高い。繁殖力が強く在来種を食べてしまうので放流しないでほしい」と警告した。

+Yahoo!ニュース-地域-カナロコ by 神奈川新聞